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7.2 構造特性係数 Ds

昭和55年建設省告示第1792号に基づき定める各階の構造特性係数 Ds は、次の 3 つの軸で決まります。

  1. 柱及びはりの部材群としての種別(A〜D)
  2. 耐力壁(RC)/筋かい(S)の部材群としての種別(A〜C)
  3. \( \beta_u \) — 耐力壁・筋かいの水平耐力の和を保有水平耐力で除した数値

部材群としての種別は、各部材の種別(RC は FA〜FD・WA〜WD、S は幅厚比区分 FA〜FD と筋かいの BA〜BC、SRC は判定比 \( N/N_0 \)・\( {}_sM_0/M_0 \) による FA〜FD と耐震壁の WA/WC)を耐力比 \( \gamma_A, \gamma_C \) で集計して定めます。個々の部材種別の判定条件、部材群としての種別の判定式、および Ds の値表は 7.3 部材ランク に示します。

代表値(耐力壁・筋かいがない純ラーメンの場合)

柱及びはりの部材群としての種別ABCD
RC 造0.300.350.400.45
S 造0.250.300.350.40

耐力壁・筋かいを有する架構では \( \beta_u \) と壁・筋かいの部材群種別に応じて Ds が増大します(7.3.47.3.5 の表)。

崩壊機構の反映

告示の Ds 表は全体崩壊形の形成を前提とするため、プッシュオーバーで判定した崩壊機構を層別に反映します。

  • 全体崩壊形: Ds 表をそのまま適用する。
  • 層崩壊形: 崩壊が生じる層の柱及びはりの部材群としての種別を 1 段階不利側(A→B→C→D、D は据え置き)へ移す。
  • 崩壊機構が未形成(部分崩壊形): 機構が確定していないため補正は行わず、Ds・必要保有水平耐力が暫定値である旨を表示する(崩壊機構の確定が必要保有水平耐力算定の前提となる)。

実装secondary::ds_group::{ds_rc, ds_steel} が告示の Ds 表を引き、member_group が耐力比 \( \gamma_A, \gamma_C \) から部材群としての種別を判定します。