Karamba3D 1.3.1の新機能について
12 January, 2019 - 1 min read - Tags: Karamba3D,構造とデジタル
2019/01 時点での Karamba3D 1.3.1 の新機能について公式のページを確認しましたので以下にまとめます。1.2 から 1.3 での大きな変更は材料非線形への対応で、そのため多くのコンポーネントが変更になっています。1.2 から 1.3 の変更点はこちらで
翻訳が間違っている可能性もあるので、詳細は公式の原文を確認してください。
Karmba3D 1.3.1 のわかっているバグ
- Optimize Reinforcement コンポーネントでの Mass の出力がシェルに等分布荷重がかけられている際間違っている。この際、コンクリート断面は補強分までが計算されている。
- Optimize Reinforcement コンポーネントの Mass の出力で 10 倍の大きさの値が返される
- Analysis ThII コンポーネントと Optimize Cross Section コンポーネントで初期ひずみ荷重および温度荷重を使用した際間違った応力が出力される
- Optimize Cross Section コンポーネントは塑性設計を行う時でも弾性設計の流れを適用する
- Material Selection コンポーネントはアメリカの鋼材タイプを選択すると剛性と強度が0の材料を返す
- Optimize Cross Section コンポーネントは要素のアクティブかどうかのステータスを無視します。非アクティブの要素が含まれても、アクティブと同様に剛性を考慮します。
Karmba3D 1.3.1 の新機能とバグ修正
- マニュアルのアップデート
- Rhino5 64bit 版と Rhino6 で並行して開発
- MeshLoad のバグ修正
- MeshLoad のテキスト出力の向上
- Rhino6 の BLOCKEDIT コマンドでの問題を修正
- 円形断面の中で、中実断面と中空断面の間でせん断面積および塑性モーメントの区別を作成
- シェルの座標軸と同じになるようにローカルのメッシュ荷重の座標軸を変更
- DisassembleMeshLoad コンポーネントで節点の番号に関わりなく節点荷重と連携して出力
- シェル要素に温度荷重とひずみ荷重がかけられないバグを解消
- AnalyzeTh.I コンポーネントは、P‑Δ 効果を考慮する荷重が設定されている場合、自動で P‑Δ 効果を考慮するため、Analyze コンポーネントに名称変更
- 変位の入力と出力の単位をセンチメートルに変更
- シェルの補強設計の例を追加
- よりワークフローにフィットするようにツールバーの中での karamba3D のサブカテゴリを整理
- OrientateElement コンポーネントに梁要素とトラス要素のためにローカルの Y 座標を指定を追加。適用可能であれば(例えば要素座標軸と平行でない)Z 座標よりも Y 座標を優先します。
- モデルを分解した後、節点番号が変更された場合でも再組立てできるように、節点番号ではなく節点位置をもちます。
- DisassembleModel コンポーネントが番号ではなく位置で定義するように変更したため、節点荷重に対応
- MatProps、MatSelect、Cross Sections のコンポーネントでリストから Elems|Ids を入力するように変更
- 板要素のような平面的に分布するモーメントの単位を kN の代わりに kNm/m で表示
- 非アクティブな要素がある際の Utilization コンポーネントの出力の改善
- 非アクティブな要素がある場合に例外を引き起こす Utilization コンポーネントのバグを解消
- モデルを組み立てている際に、節点に対して重複して境界条件が与えられている場合、ワーニングを表示し重複を取り除かない
- 材料の番号の出力が間違っていたため修正
- DStV へのエクスポート機能で、ばね要素の出力に対応し、ばねの温度荷重の出力を削除
- フリーバージョンでも梁要素荷重が作成可能