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4.3 部材荷重(等価節点力・固定端内力)

部材に作用する分布荷重を節点力へ変換し、固定端内力を算定します。 根拠は力学で、Hermite 形状関数による等価節点力(consistent load)と両端固定梁の固定端内力に基づきます。

算定式

等価節点力(軸は線形形状関数、曲げは Hermite 形状関数、分布荷重は 3 点 Gauss 積分):

\[ Q = \int N^T \cdot w~dx \]

固定端内力(等価節点力の符号反転):

\[ f_{FEF} = -Q \]

固定端内力に span 内力を重畳します。

ブレースの扱い

ブレースは軸剛性のみを持つトラス要素のため、曲げ・せん断・ねじりの剛性がありません。 Hermite 形状関数による等価節点力は材端モーメントを含みますが、ブレースはこれを負担できず、 節点へ外力として撒かれるだけになります。そこでブレースに限り、材軸に直交する成分を 材端モーメントを生じない静定分配(単純梁の反力と同じ配分)で両端へ配ります。

区間 [a, b] に載る分布荷重では、合力 \( R \) と i 端まわりの 1 次モーメントから両端の分担を 決めます。集中荷重 \( P \) が i 端から距離 \( a \) にある場合は、てこの原理そのものです。

\[ R_j = \frac{1}{L}\int_a^b w(s),s~ds, \qquad R_i = R - R_j \]

\[ R_j = P\frac{a}{L}, \qquad R_i = P\left(1 - \frac{a}{L}\right) \]

合力と作用位置の 1 次モーメントがともに保存されるため、建物の総重量・支点反力はこの扱いに よって変わりません。材軸方向の成分は形状関数が線形で静定分配と一致するので、配り方を 変える必要がありません。内力回復でも、ブレースには軸力以外の固定端内力を与えません (材軸直交成分は荷重ベクトル側で両端へ流し切っているためです)。

実装frame::member_loadmember_load.rs::{consistent_load_local, fixed_internal_local})が算定します。 配り方の選択は SpanLoadTransfer が表し、要素種別からの振り分けは squid_n_solverspan_load_transfer が行います。