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ニッチな範囲でブログを4年間続けたら上位22%のブロガーになった話

11 May, 2019 - 2 min read - Tags: poem,note

はじめに

私は「構造とデジタル」っていう blog を書いたり youtube で作ったものを動画にしたりしています。内容は自分の興味を持ったこと調べてメモするようなものです。

主な内容は Rhinoceros という Nurbs モデリングを得意とするモデルリングソフトの中の grasshopper というヴィジュアルプログラミングツールの中の karamba という有限要素法解析 Add-in の使い方とか、そもそも自分での Add-in のつくりかたとかを書いてる超ニッチな blog です。

やるならば勝てる分野でやりたかったのでこの超ニッチな分野で技術 blog 始めました。

今は karamba に限らず「grasshopper 梁」とか「grasshopper 構造」とか比較的あいまいな単語での検索でもかなり上位にヒットするし、「karamba」で検索すると最初の日本語のサイトは私のサイトだったりします。自分が調べものするとき自分のエントリが出てきて鬱陶しいです。

blog の最初のエントリが 2015/5/12 でもうすぐまる四年がたちますが現在月間の PV が 1600 程度で、あるブログによれば、上位 22%のブロガーになってました。ちなみに総 PV は 4 万弱です。

一時期収益化のためにアドセンスも有効化して 100 円収益が上げました!が、アドセンスの現金化最低金額には程遠いので止めました。

始めた1年くらいはほぼ毎週更新、今は 3 カ月に 1 回くらいの更新頻度(詳細は後述)ですが、いまだに概して右肩上がりの PV の増加率です。うれしいことに平成最後の月はこれまでで最大の PV だったりしました。これまでの PV は以下です。
右肩上がりの傾向で時代が私に追いついてきました。

PV のグラフ

これからこのブログの 4 年を 3 つの期間にかけて振り返ります。

やる気に満ちた初期のふりかえり

期間は最初のエントリを投稿した 2015/5 ~ 2016/2 までの間を対象にします。以下が最初のエントリ。出してすぐにコメント書かれてすごくうれしかった思い出があります。(後にも先にもコメントついたのこれだけ)

1 年くらい結構真面目に毎週投稿を心がけてて、それで月間 600pv くらいまで行く。始めた理由は仕事だけじゃつまらないし、最近はやりの Rhino+grasshopper やるぞい!という新しい物好きのの気持ちからでした。この時は単純に grasshopper だけじゃなくて arduino で加速度計作ったり、Revit というソフトの有限要素解析 Add-in を使ってみたりといろいろしてました。この時期の最後の記事が"鉄骨造のビルを設計してみる" です。

常に月間 PV トップをキープし続けている以下 3 記事も書いたのこの時期です。

さらにニッチな方向に目覚めた中間頃のふりかえり

初期の最後の鉄骨ビル設計のエントリの後、某試験準備のため約一年更新せず。PV のグラフを見ると明らかに落ちてる時期がここの時期に当たります。期間でいうと 2016/3 ~ 2016/10 の約半年が更新なし、その後の 2016/11 ~ 2018/6 の約 1 年半の間が中盤です。

2016/11 から更新再開、これ以降は今と同じくらいの更新頻度になっています。大体 1 カ月から 3 カ月に 1 記事、時間があるとその記事周辺で付随したものを何回か書くみたいなスタイルです。 C#の勉強を始めたのもここら辺からでこの前リリースした Mice のもとになる単純梁のコンポーネントのエントリを書いたのもこの時期です。 ここら辺からは使い方というよりかは、完全に個人の趣味で建築という狭い世界の何かをプログラムで書いてみました的なのが続くきます。

「grasshopper 梁」とかで検索した人はきっと grasshopper でサーフェスとかで梁をモデル化したいんだと思いますが、「C#で0から書いて作りました。」みたいのが比較的上位に検索ヒットして困っていると思います。0からつくりましょう。

この期間はブログのお問い合わせフォームから何人かの方からお問い合わせ受けたりして自己承認欲求が満たされるイベントもありました。

ここ一年は全く来ていないので皆さん気軽にお問い合わせ溶かしてもらえると私のモチベーションが上がります。答えれるかはわかりません。

一番苦労したのが開発環境構築。grasshopper も公式に C#での開発のチュートリアルがあるんですが、当然のように VisualStudio 使ってあーしてこーしたらできるよ!って書いてあって VS ってなんじゃいってなってたし、git?github?なにそれおいしい?のともなってました。

いまでは VS も git も完全に理解した。

バ美カツはじめた最近のふりかえり

2018/7 ~いまの範囲についてです。VR を始めたのが大きな変化の時期。2017 年末くらいからいわゆる四天王追いかけだしたりしてはまって、気づいたら Vive 買ってました。そして 2018/7 のバーチャルキャスト社設立の配信、「ちょっと間違った未来をつくる」に脳汁絞り出されて動画の作成を始めました。

基本的なスタンスは、これまで書いてきたブログの延長線上にある解説動画なので、Vtuber として転生したとかじゃないことにしてます。

説明が楽だから Vtuber って自分のこと説明していることもありますが、実際は Vtuber じゃないと思ってて、youtube チャンネルにも自己紹介動画とかなくいきなり「コンポーネントを作りました!」から始まります。ブログの文字だけじゃわかりづらいところを動画で説明するしているだけです。

こんなクレイジーな動画をみた誰かが脳汁絞られて、閉鎖的な建築の状況を打破してくれる仲間が増えたらうれしいな的な活動だったりもします。このエントリはブログ振り返りについてなので、youtube チャンネルについてのポエムはまたそっちが 1 周年になった時に書きます。

ここら辺のブログでのエントリは、これまでのもののまとめが多めです。自分が忘れないためにコンポーネントの作り方をまとめたり、作ったものをリリースしました的なものです。

ふりかえりまとめ

そんなこんなで低頻度だけれども一定の期間エントリをあげつづけたら今では月間 1500PV 越えました。これはたいした数字ではないけれど Rhinoceros というソフトのプラグインの Grasshopper を扱っている建築系の人が書く技術エントリという超ニッチな世界でやっているにしては多いのではないかと思っててうれしいです。

結局なんでブログ書いているのか

そもそも始めた理由は、仕事だけだけだと面白くないからもう一つ何かやろうってことと、建築系は技術ブログ少なすぎると感じたことの2つです。

Rhino というソフトはそもそもかなりオープンな雰囲気のあるソフトで、公式の discourse に要望を上げると比較的すぐに開発の mcneel の中の人から回答があったりします。

そんな感じのソフトなのに日本語の解説サイトがブログ開始当時ほぼなくて自分が困ったので、自分で作るぞい!となって始めたブログです。今は以下のように結構解説サイトみたいの増えててうれしいです。

Rhino を開発している mcneel も最新の開発内容は github に上げていたりするのでもっと建築でもプログラミングも広がって欲しいという思いから最近は C#で作ってみたも結構上げています。 git を使える必要はないけど、Github のような謎の設計図共有サイトを知って、ダメなら世界の同じもの作っている人を探すと意外といるという現実を知ると楽しいです。 そして自分の小ささを知ります。

自分は grasshopper や rhino で VR したくて openVR SDK とかを理解しようとしたけど無理だったので Github の以下のものを見つけて使えたので感動しました。

この感動を周りに広げるために、あなたも技術ブログを書きましょう。

おわりに

ブログも動画も趣味の活動なので、Rhino や Grasshopper は仕事はつかってないし、もちろん Vtuber みたいなことやっているからって 3D とかのビジュアライズの仕事をやっているわけじゃなくごく普通の建築設計業をやってます。

ブログとか youtube で出してるスキルを活かして、刺身タンポポさせてくれる会社募集したら思ったよりたくさん方の反応がありました。 基本 PC の前で一人でブログ書きながらツイッターで壁打ち 3 年くらいしてたりしていたこともあり、このスキルは自分にとっては面白いが他の人から見たらどうなのかは実際よくわかっていなかったので、反応もらえたのがなかなか面白い経験でした。

引き続き、ちょっと間違った建築の未来を探していきます。

追伸

ほんとにちゃんとタンポポ添えられるようにスキル磨きます。

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