モデルの編集
本章では、構造計算そのものには入らないものの、モデルを扱ううえで必要になる編集機能に ついて紹介します。下ドックの「モデル」タブに並ぶ各テーブルのうち、節点・部材・断面・ 材料のように解析入力を直接構成するものは各解析の計算根拠から追えます。一方で、通り芯の ように識別のために持つデータは、どこにも計算根拠がないため本章で説明します。
断面についても、断面性能そのものは計算根拠から追えますが、どの断面がどれなのかを定める符号と階は 識別のために持つデータであるため本章で説明します。
あわせて、入力の手間を減らすモデル作成の支援機能も本章で扱います。架構作成ウィザードは 節点・柱・大梁・通り芯・階を一度に作り、立体グリッドのスナップは格子点に沿って部材を 引けるようにします。階への複製は、ある階で決めた断面・荷重・床割りをほかの階へ配ります。 いずれも入力を組み立てる操作であって、解析の考え方そのものを変えるものではありません。
画面全体の構成(4 ペイン・工程タブ・ステータスバー・ログ・stale 表示)と、テーブルの スプレッドシート的な編集操作も、本章で扱います。
解析への影響
通り芯・断面の符号と階は識別のためのデータで、解析結果・設計結果に影響しません。 編集しても再解析は不要で、準備計算をやり直す必要もありません。保存が必要になるだけです。
一方、モデル作成の支援機能は節点・部材・断面・荷重そのものを作るため、実行すると解析結果は 陳腐化します。実行後は準備計算と解析をやり直してください。
実装参照:通り芯の編集では sepika_app::app::Staleness::mark_non_calc_edited(crates/sepika-app/src/app/mod.rs)だけが呼ばれ、解析・設計・準備計算を陳腐化させません。節点・部材・断面形状・荷重を変える編集は sepika_app::app::Staleness::mark_edited が下流をまとめて陳腐化させます。